ストリートウェアを動かし続けた15年間を経て.1つの扉が閉まれば、新たな扉が開く…

2019.02.14 Hiroyuki Sano

みんなさんもご存知だと思いますが、BENNY GOLDが自身のお店を閉店させ、ブランドを縮小します。
僕らとしては正確な文面を僕らのブログで掲載し、噂やネガティブな情報ではなく、正確な情報を世に出したいと考え、
このような形で発表させて頂きました。
彼からの言葉を読んで頂けたら嬉しいです。

変化の時
新しい年と共に、大きな変化を迎えます。元々は個人のデザインプロジェクトだったBenny Gold。この度このブランドを原点に戻すことにします。本来このブランドはこれほど大きくするつもりではありませんでした。これまでの道のりを経験できたことに感謝する一方、何かを変えなければならない時期だと判断しました。

新しい年になり、新たなスタートを迎えます。よくある言い回しですが、今ほどその意味を実感したことはありません。この数年間、Benny Goldの方向性を定めることに尽力してきました。当初それは日頃の仕事の枠を超えて自分自身のアイディアを表現することのみを目的とした個人のデザインプロジェクトでした。自分の長所を伸ばす場として。ただ、年月と共に、それを卓越したものになっていました。一歩下がろうと思うたびに、ブランドにちなんだタトゥーをしたファンの方がお店にきてくれたり、私の活動がきっかけで夢を追いかけることにしたと話してくれる方がいたりしました。そんな瞬間があったからこそ、もっとブランドを追求して成長させたいと思えたのです。今となればBenny Goldは海外でも流通し、世界各国にファンがついてくれています。サンフランシスコには素晴らしいフラッグシップ店を構え、これ以上ない優秀なスタッフが私の可能性を最大に発揮できるようサポートしてくれました。もはやブランドは私個人よりも大きな存在となり、これには一生感謝します。

ところが、成功はそれゆえの困難を伴います。現在、人材、予算、生産などの管理に時間を費やしている日々の中、自分のクリエイティブ面が減少していることに気づいたのです。トレンドを追うことや、よりマーケットシェアを確立するべく「URBAN」寄りのテイストに持っていくことに益々プレッシャーを感じるようになりました。ブランドは息づいたものになりますが、全てのブランドにはライフサイクルがあります。私の中では、Benny Gold ブランドの終わりが迫っているのが一層明らかになっていきました。無理に続けて自分の信念が保てないものになってしまうよりは、終わりにしてしまい、その本来の姿を讃えたいと感じました。

言うまでもなく、私がストリートウェアの世界に足を踏み入れたのは、プロスケーターのKeith Hufnagelが立ち上げた名高いブランドHufのデザインを手がけたのがきっかけです。Keithのサポートがなければ自分でブランドを始める自信を持てませんでした。Hufは、ちょうど私が最初の店舗をオープンする頃に、サンフランシスコのストアを閉店しました。人生とは面白いもので、今度は1周して光栄にも私が彼らのサンフランシスコへの帰還を手助けすることになりました。我々は、1月を最後にバレンシアの店舗をHufへ引き継ぐことになります。このスペースにふさわしいブランドは彼ら以外に思いつきません。

最近リリースしたFall/HolidayコレクションがBenny Goldブランドとしての最後のフルコレクションとなります。私は根っからのグラフィックアーティストで、ただただ有意義に創作活動をしていきたかったのです。よって、数量はかなり限定されますが、これからも引き続きBenny Goldならではの商品を世の中に生み出していく予定です。ご期待ください。1月中は是非お店に足を運んでいただき、残りの商品をお買い求めください。また、店内で時間を過ごしながらBenny Goldで働くチーム全員の新たな門出を祝い、思い出に浸り、今後の活躍を応援していただけたら幸いです。

Stay gold!
— Benny

Translated by Hiroko (LPH Co., Ltd.)