Bench Chair.

2014.12.02 Satoshi Kumagai

blog-01

お店がオープンした当初から店内にあるベンチチェア、特に意識もせずにこのベンチチェアを使用していました。

年式や出所不明と何も分からないベンチチェアなんですが、カラー、作り、サイズ感など、なんとも言えない、このチープな雰囲気がお店に馴染んでいるのが僕は気に入っています。

ふと最近になり、このベンチチェアをお店に設置している意図を聞くと、古くはアメリカ地下鉄構内に置いてあるハーマンミラーのイームズのベンチチェアを意識し当時は探してたらしいのですが、見つかったと思っても、ものすごくロングなモノや見つかった!と思ったら当時の予算では購入することが出来ないほど高額で店舗への設置は諦めかけていたそうです。
そんな時に家具と言えば誰かなぁ~なんて考え、思い付いたのがMHAKさんだったそうです。そしてすぐに本人に相談したら、個人のコレクションで似たようなベンチチェアが実家の蔵に眠っているということを聞いて、すぐさま送ってもらい、譲り受けた大切なベンチチェアだったとの事です。

真ん中のテーブル部分には灰皿を納めていたのでは?と思える穴があり、映画館で使われていたのか?又はカフェ?それとも街の片隅にある床屋?スーパーの入り口付近?洒落たショップの展示品?…と考えや想像が膨らむが、未だにどの様な意図で使われていたかも分からないベンチチェアです。

結局の所は何も分からず、想像だけで語るベンチチェアなんですが、今こうして仙台のお店に誰もが気にせず自由に使われているのは、このベンチチェアの歴史や経験だからこそ成せる技なのかもしれませんね。