The Tenderloin Project. from B-Rilla on Vimeo.

このプロジェクトのサイトでも書かれているように、テンダーロインはいつも「サンフランシスコの中で、最も見捨てられた地区」と言われています。でも、それだけではありません。私がその地区についてリサーチを始めた当初、ジャーナリズムに関わっていた叔父と叔母から、テンダーロインの生活について彼らの友人が70年代に書いた記事を見せてもらいました。まったく違う時代の事でしたが、記事には当時の住民がテンダーロインは、「思っている事が全て起こり得て、実際に起こっている場所」と語っていました。これは色々な捉え方ができますが、ある意味、今のテンダーロインにも通じる事だと思います。サンフランシスコでは一般的にこの地区の不善な要素が有名で、早足で通り抜けるか避ける場所として知られています。このプロジェクトを始めた時、友人がその地域と関わるのは路上でオクシコンチン(ドラッグ)を買う時だけだと言っていた事を覚えています。これらの否定的なステレオタイプが一般的に広まり、残念ながら現在のアイデンティティーとして確立してしまいました。しかし、私は人間性を信じているので、最終的には人は同じ人間同士、相手の苦難ではなく、成功を願っていると思っています。楽天主義は人を盲目にするかもしれませんが、アートと一緒にすれば「顔」が見えてきます。そしてこのThe Tenderloin Project自体、私が思い描いていたこの地区の明るい未来の兆しだと思います。人々に住民の実際の声を聞いて、姿を見てもらい、住民たちにはアーティストとしても参加してもらうことに意味があります。
TENDERLOIN PROJECT WEBSITE